HOME薬物療養とはなにか? > 薬物療法の効果と副作用

薬物療法の効果と副作用

メモ 薬物療法の効果が表れるまでの期間は、がんの種類や患者の年齢などによって変わり、血液のがんなどでは治療日からその翌日、固形がんでは2~3週間ほどで効果が表れる場合が多いです。

薬剤の効果を判定するには、EORTCのRECISTガイドラインというものを使います。また、副作用の判定にはNCIのCTCAEガイドラインを使用します。これは薬剤の量を減らすなどの目安になります。

奏効率、5年生存率

奏効率は治療の有効度合いを示すものですが、これと生存期間は必ず比例するわけではありません。

5年生存率は5年以内に再発するがんが多いかことから使われ、大抵は5年間再発がなければ治癒したとされます。

薬物療法の注意点

薬物療法を受けるときに大切なのは遠慮せずに質問をするということです。薬物療法は、退院後でも何度も通院したりするなど治療が長い期間にわたる場合が多く、そのため、疑問があれば医師や薬剤師に質問し、ちゃんと理解したうえで治療の効果を上げることが大切です。

また、たとえ副作用が発生した場合でも、自身がその治療で出る副作用のことをわかっていれば慌てることもありません。

セカンドオピニオンとは

自分の治療法に疑問を持った時などに、別の医師に意見を聞くことをセカンドオピニオンといいます。セカンドオピニオンを利用したい場合は主治医に紹介状などをもらいましょう。

ページTOPへ