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告知の大切さ

これまでのがん治療は、告知しないということと充分な治療をしないということが表裏一帯であった。つまり、告知しなければ抗がん剤治療ができない、患者にがん治療を行うということを事前に認識してもらわなければならない。医者と患者がともにがんと戦うという共通した認識を持ち、一緒になってがんばらなければ本当のがん治療というのは難しい。

ともに戦うということ

充分な治療を施されないがん患者が増えていくというのではだめだ。告知せずに治療を行い効果がなかったからという理由で治療を中断し何事もなかったように振舞うことになってしまう、そんな現状だ。患者に死が訪れるまで医療的にほうって置かれるのでは何の解決にもならない。

最後まで

がんにかかってしまったときに告知しないがために貴重な一生を無駄にしてしまうかもしれない。また、告知してもそのまま放置してしまうのではなく、患者さんの経過もしっかり追っていきケアを続けなければその後の生活にも支障をきたすことになる。

共闘

医者だけが自己満足するがん治療にしてしまってはならない。病気に対する患者の理解と戦う意思がないと、本当の戦いはできない。病気と戦うのはあくまで患者自身であり、医者はそれを全力でサポートする立場にある。治療の過程には大きな困難も待ち受ける、それを乗り越えるための共闘が不可欠である。

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