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副作用⑥ 口内炎
口内炎はよく起こる副作用のひとつです。薬の種類や使い方などで症状の重さなどが異なり、血液のがんや若い患者、放射線療法を受けている人などは発生しやすくなります。たいていは投薬から数日で発生し3週間ほどでよくなりますが、場合によっては抗がん剤治療の中止なども考えられます。
対策として、クライオセラピーや口腔ケアを行ったり、うがい液に抗炎症作用のある薬を混ぜるなどの方法が取られています。
クライオセラピーとは
クライオセラピー(口腔内冷却法)は治療前、事前に口の中を冷やして血流の低下を促し薬剤を粘膜に届きにくくする方法で、メトトレキサートが使われている場合などに、高い効果が得られます。
副作用⑦ 脱毛
脱毛は多くの抗がん剤で起こる副作用です。様々な条件や個人差によって程度は変わってきますが、頭髪の他に、眉毛や体毛なども一気に抜けてしまいます。ただ、これは一時的なもので、治療を終了してから3ヶ月もたてば新しい毛が生えてきます。
現在、脱毛に対しては有効な予防法や治療法はありません。心の準備をして事前に対策を考えておきましょう。ただし、頭皮にかゆみなどの症状が出た場合は塗り薬などを使用します。
脱毛の対策
症状が出る前にあらかじめ髪を短く切ったり、かつらを用意するなどの準備をしましょう。 抜け始めてからは摩擦の少ない枕カバーを使ったり、頭皮に日光を当てないように気をつけるといいでしょう。