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子宮頸がん
子宮頸がんの患者は20~30代で増えており、原因は「ヒトパピローマウイルス」の感染と思われています。このウイルスは一般的な物で、4分の3の女性が1度は感染するというデータもあります。たいていは免疫で防がれますが、100種類以上あるウイルスのうち16型、18型のような高リスク型ウイルスの感染が継続するとがんになってしまいます。初期症状の乏しいがんですが、集団検診で早期発見が可能です。
子宮頸がんの治療方法
子宮頸がんは0~4期に分類され基本的に手術を行います。0期など円錐切除術で治療できる場合は後に妊娠・出産を行うこともできます。それ以外は子宮摘出となり、術後補助療法や化学放射線療法が選択されます。
前立腺がん
男性特有の病気で高齢者がなりやすいがんです。原因として考えられるのは動物性脂肪の高脂肪・高カロリーな食事で、近年の欧米化している食事の影響で日本人患者が急増しています。また、遺伝の影響もあるようで、近親者に患者がいるとリスクが増すとされています。
このがんの発見にはPSA検査が有効で、この検査で疑いがある場合は直腸診を行い、さらに疑いが強い場合は、経直腸プローブを用いた検査で組織を採取して調べます。
前立腺がんの治療方法
前立腺がんはA期からD期に分類されます。A期では待機療法、B期C期では手術や放射線療法、内分泌療法などが選択されます。遠隔転移のあるD期でも内分泌療法により延命が可能です。