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卵巣がん
卵巣がんはこの半世紀で8倍以上に患者が増えました。発生の原因はまだよく解明されていませんが、妊娠や授乳経験などが少ないと発生しやすいとされています。
このがんは大きくは(表層)上皮性、性索間質性、胚細胞性に分けられますが、細かく分類すると種類が多く、組織型から漿液性腺がんや粘液性腺がんなどに分けられています。
また、組織型によって抗がん剤の効果が高いものやそうでないものがあります。
卵巣がんの治療方法
卵巣がんは1~4期に分類されますが、手術で切除した組織を調べなければがんかどうかも診断できません。
術後、1期2期ならば再発予防か経過観察。3期以上は術後補助化学療法などが行われます。
卵巣がん②
卵巣にできる腫瘍の85%は両性だが、最も多いのは卵巣の表面の上皮にできるもので、さらに上皮性腫瘍も細胞の型によって5つに分類される。また卵巣がんは転移する可能性があり、抗がん剤を用いた治療には苦痛を伴うこともある。
卵巣がんの治療
卵巣がんの治療ではタキソテールを用いることでがんが縮小したという症例報告がある。なおタキソテールは日本では乳がんの治療でしか認められていない。良薬口に苦しとはいうが、効果の強い薬には副作用があるというのが一般に浸透している考えであるといえる。しかしその投与量や多剤との併用により副作用を極限まで出さずにいられる治療法は存在する。