薬の種類

がんに対する薬物は現在では100種類を数え、経口薬や注射薬が一般的になる。投与期間や薬の作用形式も1つには限定されない。がんの治療に用いる薬をそこで大きく分けて2種類分けてみると、1つはその薬自身ががんを殺すもの、もう1つはがんの特攻に間接的作用を有するもの。前者が抗がん剤とよばれ後者には免疫賦活剤などが含まれる。

副作用の問題

一般の薬には人体に有害な効果が見られることはそれほど多くない。しかし、がんの治療に用いられる薬、特に抗がん剤には副作用があるのがほとんどである。多くの薬は少量でも効果が見られ、有害作用が顕著に出始めるほどの投与をする必要もない。しかし、抗がん剤はがん細胞を攻撃するための作用が、生体に必要な細胞にも影響をもたらすことがほとんどであり、そのため副作用も現れやすい。

肝臓がん

肝臓がん 肝細胞がんは大きく分けると、転移性の肝臓がんと原発性の肝臓がんとがあり、転移性の肝臓がんはさらに肝細胞がんと胆管細胞がんに分類される。ただ胆管細胞がんは治療の可能性が低い代わりに発生率も低い。B型やC型肝炎ウイルスを持っている人は肝細胞がんにかかりやすい。

肝細胞がんの治療

肝細胞がんの治療には大きく分けて4つ、手術、抗がん剤に加えて肝臓がんに特有な方法で塞栓術とエタノール注入という方法がある。肝臓がんにおいては抗がん剤はあまり使われることはないが、それは他の3つの方法が有効であるということと、がんに伴って起こる肝不全の治療を優先して行わなければならないことが多いためでもある。

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