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大腸がん
大腸がんは、死亡数がこの50年で約10倍になったがんです。このがんは結腸と盲腸にできる結腸がんと、直腸にできる直腸がんの二つに分類され、中でもS状結腸と直腸部分に多くできます。これは便中の発がん物質の影響があるのではないかと考えられています。
また、遺伝性非ポリポーシス性大腸がんなど遺伝するがんもあります。大腸がんは初期症状はほとんどありませんが、進行が遅いため早期発見することが出来ます。
大腸がんの治療方法
大腸がんは0~4期に分類され、1期までは早期がん、2期以上は進行がんとされます。治療は可能な限り手術で行われ、70%が手術で治ります。再発や転移などがあった残りの30%は薬物療法となります。
大腸がん②
大腸のがんには転移性のものはほとんどない。また成長のスピードも遅く、他の臓器への転移も比較的すくないおとなしいがんといえる。しかし肝臓などに転移して大事に至ることもあるため腫瘍マーカーを用いて検査を行い、どの臓器で起こっているか知る必要がある。
大腸がんの治療
大腸がんの治療には5FUとロイコボリンの併用、イリノテカンの単剤、あるいは両者の併用、ほかにもいくつかの方法がある。副作用を防ぐためにさらに他の薬を併用したり、漢方薬を用いるのが一般的といえる。完全に治しきれないと判断されるような場合は腫瘍をある程度切除したのち延命治療に切り替えることも必要となる。