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インチキな治療

近頃では新聞の広告や雑誌の記事に、がん治療に関するさまざまな書籍が紹介が出されているが、その多くは医学的根拠のない何の効果もないものであるように思える。がんは最も身近でかつ恐ろしい病気であるが故に、すこしでも気休めになる情報が需要という意味においては非常に価値のあるものであるかもしれない。いい加減な治療がまかり通っているこんな世の中じゃ…

お金のかかりすぎる治療

値段が非常識に高い治療法というのは明らかに怪しい。がん治療というのはべらぼうにお金のかかるものではない。検査に用いる精密機械などは確かに一台何億ほどするものがあるが、その検査にかかる料金は高くて数万円程度のものだ。

入手困難な薬

入手困難ということをウリにしている薬も非常に怪しい。誰に対しても効果がある薬であればそれ相応の数が製造されて医療機関などに広がるはずだ。普遍性のある治療は当然どこの医療機関でも受けることができなければおかしい。風邪薬がどこの病院、薬局にでも置いてあるのと同じだ。

肩書きのつく治療

世界でスタンダードといわれている治療法は誰が最初に始めたかというのは問題視されない。治療には効果があるということが最も大事なのであって、誰かが最初に発見したとしてもそれは別の誰かによって検証されて初めてその正当性が認められることになる。特定の権威を主張しすぎるのは医学的な裏づけがなされていないのに等しい。

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